WindowsのVBSスクリプトを使えば、メールを自動送信する仕組みを簡単に作成できます。例えば、定期的な通知や特定のタイミングでのリマインダー送信など、幅広い用途に活用可能です。本記事では、多少知識は必要になるかもしれませんが、簡単に実践できるメールVBSスクリプトの作成方法を解説します。日々の業務やタスクを効率化したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
メール送信VBSの内容
以下がメール送信VBSの内容になります。
REM メッセージオブジェクトを作成
Set objMail = CreateObject(“CDO.Message”)
REM メール送信先・元、メール内容の設定
objMail.From = “メールアドレス送信先”
objMail.To = “メールアドレス送信元”
objMail.Subject = “メール件名”
objMail.TextBody = “メール本文1行目” & vbCrLf & “メール本文2行目”
REM メールの送信方法の指定。SMTPプロトコルの場合は2。
objMail.Configuration.Fields.Item(“http://schemas.microsoft.com/cdo/configuration/sendusing”) = 2
REM SMTPサーバーのアドレス。
objMail.Configuration.Fields.Item(“http://schemas.microsoft.com/cdo/configuration/smtpserver”) = “SMTPサーバ”
REM SMTPサーバーが使用するポート番号。
objMail.Configuration.Fields.Item(“http://schemas.microsoft.com/cdo/configuration/smtpserverport”) = “SMTPサーバーのポート番号”
REM SMTP認証の使用を指定。SMTP認証を有効の場合は1。
objMail.Configuration.Fields.Item(“http://schemas.microsoft.com/cdo/configuration/smtpauthenticate”) = 1
REM SMTPサーバーへの接続時に使用するユーザー名。
objMail.Configuration.Fields.Item(“http://schemas.microsoft.com/cdo/configuration/sendusername”) = “SMTPサーバーへの接続ユーザー名”
REM SMTPサーバーへの接続時に使用するパスワード。
objMail.Configuration.Fields.Item(“http://schemas.microsoft.com/cdo/configuration/sendpassword”) = “サーバーへの接続パスワード”
REM メール送信実行。
objMail.Configuration.Fields.Update
objMail.Send
VBSの使用の補足
上記のVBSは、基本的には送信先などの箇所を、メール送信に必要なパラメータに書き換えていくだけで使用することが出来ます。
補足として、メール本文の内容を記載する「objMail.TextBody」の& vbCrLf &の意味ですが、これは改行と考えていただければ大丈夫です。
例では本文１行目、本文2行目と記載していますが、３行目以降記載したい場合は同じように& vbCrLf &を使うことでメール本文の行数を追加していくことが可能です。
メール送信VBSを作成して、自動通知などにぜひ活用してみてください！
