iPhoneの容量で迷ったとき、「256GB」モデルとその他のモデルで悩んでいる方は多いのではないでしょうか?本記事では、iPhoneに「256GB」は必要なのか・いらないのかについて解説します。迷っている方はぜひ、参考にしてください。
iPhoneに「256GB」はいらない? ~はじめに~
本記事では、iPhoneの「256GB」モデルについて解説しますが、はじめにそもそもiPhoneではどのような容量が選択できて、どのiPhoneで「256GB」を選択できるのかを確認しておきましょう。
iPhoneで選択できる容量
iPhoneで選択できる容量は、購入しようとしているiPhoneのシリーズ(iPhone 8やiPhone 14、iPhone SEなどのiPhone ○の「○」の部分)で異なります。
以下に、現行iPhoneから2世代ほど前までのiPhoneをピックアップして表にしてみました。iPhone 14の項目はあくまでも「予想」となる点に注意してください。(正式発表されましたら更新します。)
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
iPhone 14 Pro (予想) | ○ | ○ | ○ | ||
iPhone 13 Pro / Pro Max | ○ | ○ | ○ | ○ | |
iPhone 13 / 13 mini | ○ | ○ | ○ | ||
iPhone 12 Pro | ○ | ○ | ○ | ||
iPhone 12 / 12 mini | ○ | ○ | ○ | ||
iPhone 11 Pro | ○ | ○ | ○ | ||
iPhone 11 | ○ | ○ | ○ | ||
iPhone SE 第3世代 | ○ | ○ | ○ | ||
iPhone SE 第2世代 | ○ | ○ | ○ |
「256GB」は現行iPhoneすべてで選択可能
前述の表を見てわかるように現行(本項目では、iPhone 11以降・iPhone SE 2世代、3世代としています)では全てのモデルで「256GB」を選択可能です。
ただし、一部シリーズのiPhoneでは「256GB」が最大容量となるため、それ以上の容量が欲しい場合には別のシリーズのiPhoneを選択する必要が出てきます。
iPhoneに「256GB」はいらない? ~必要な人~
前述の表の通り、iPhoneでは「256GB」は非常に選択しやすい容量となっています。しかし、256GB以下の容量のiPhoneも多くラインナップされており、それらは「256GB」モデルよりもリーズナブルに購入可能です。そこで、iPhoneに「256GB」が必要な人をピックアップしてみました。
4K動画を多く撮影する人
iPhoneで撮影可能な4K動画は非常に大容量です。目安として、4K60pで10分間動画を撮影すると4GB近い容量となります。そのため、4K動画撮影を多くする方には「256GB」が最低限の容量目安と言えます。
iPhone13 Proで「ProRes」撮影する人
iPhone13 Proシリーズでは「ProRes」動画の撮影が可能ですが、128GBモデルの場合、ProResで撮影できる動画のサイズに制限(1080p/30fps)があります。そのため、ProRes対応の最大サイズ(4K/30fps)で撮影したい方には256GBモデルが最低容量と言えます。
スクリーンレコードを多用する人
iPhoneでは、スクリーンレコード(画面録画)を簡単に行うことができます。ゲームアプリなどで利用している方も多いのではないでしょうか?ゲームプレイ動画などを簡単に保存できて便利な機能ですが、これで録画した動画ファイルも、数が多くなってくるとiPhoneのストレージを圧迫してきます。
特に、FPSゲームなどを長時間画面録画したりドローンの操縦アプリ画面を長時間画面録画したりする方には、容量の大きい256GB以上のiPhoneがおすすめです。
複数の大容量ゲームを楽しむ人
最近のゲームアプリには、音楽データや動画データなどを随時ダウンロードして保存していくものもあり、アプリひとつで数GBの容量を必要とするゲームも多くあります。
そのため、大容量ゲームアプリを複数楽しみたい人には「256GB」モデルのiPhoneがおすすめです。
「128GB」で足りない人
現在使っているiPhoneのデータやAndroidスマホのデータを引き継いで、これから新しいiPhoneを使いたいと思っている方は、まず現状のデータ容量が「128GB」で足りるのかを見てみましょう。
もし、すでに128GBを超えている場合には、256GB以上のiPhoneを選ぶ必要があります。また、ぎりぎり超えていない方やすでに128GBの大半を使っている方は、新しいiPhoneを「128GB」にしてしまうと、写真や動画などが増えてすぐに容量が足りなくなってしまうかもしれません。
iPhoneに「256GB」はいらない? ~足りない人~
本項目では、筆者が考える「256GB」のiPhoneでは容量が足りない人を解説します。これらに該当する方は、512GBや1TBモデルのiPhoneをおすすめします。
すでに「256GB」で不足している人
現状使っているスマホですでに「256GB」で足りなくなっている人には、当然ですが「256GB」のiPhoneでは足りないと言えます。
データを移行しないにしても、同じような使い方をしているといずれ「256GB」のiPhoneでは容量が足りないと言ったことになるかと思います。
大量・長時間の4K撮影を行う人
前述しましたが、iPhoneで4K 60pの撮影を行うと、10分で4GB程度の容量を消費します。そのため、子どものサッカーや野球の試合、ライブ、テーマパークでのパレードなどの長時間コンテンツを大量に4K 60pで撮影する方は「256GB」では容量が足りないと言えます。
ただし、面倒ではありますがイベントごとに頻繁にPCなどへ動画を移すことができる人は、「256GB」のiPhoneでもうまくやりくりできるかと思います。
一眼レフ、GoProなどの動画・写真をインポートする人
iPhoneでは外付けのSDカードリーダーを使ったり、カメラの転送機能を使うことで一眼レフやGoProで撮影した動画・写真を取り込むことができます。
一眼レフやGoProで撮影した動画・写真は大容量になりがち(一眼レフのRAW画像は1枚で、数十MBが普通です。)ですので、iPhoneにこのような動画・写真をたくさんインポートしたい方には「256GB」のiPhoneは容量が足りないと考えられます。
iPhoneに「256GB」はいらない? ~足りないときの対処法~
すでに「256GB」のiPhoneを使っているけど、「足りない!」といった場合の対処法をいくつか紹介します。
写真・動画をクラウドに退避
iPhoneの容量不足の多くの方の原因は、iPhoneで撮影した写真・動画が非常に多く保存されていることです。そこで、iPhone本体に保存しておく必要のない写真・動画はクラウド(Googleフォト、Amazon Photoなど)に退避して、iPhone本体の容量を開放する対処法があります。
大容量動画を削除
iPhoneの動画を整理して256GBの容量を効率的に使う方法があります。iPhoneでは設定から、大容量の動画を確認することができるので、もし不要な動画があれば容量の大きなものから削除すると効率的に整理できます。
大容量アプリを削除
アプリによっては非常に多くの容量を使っているアプリがあります。使用していないアプリがあれば削除しましょう。アプリによっては初回インストール時には大した容量がなくても、使っているうちに多くのコンテンツをダウンロードして肥大化しているものもあります。
外付けストレージに移動
iPhoneにSDカードリーダーや専用ストレージデバイスを接続して、iPhoneに保存している写真・動画などの大容量データを外付けのストレージに移動する対処法もあります。