富士通が販売している、14インチノートパソコンとしては世界最軽量の「LIFEBOOK WU-X/H1」をレビューします。軽量モバイル向けノートパソコンでありながら、第13世代intel Core iシリーズCPUと豊富なポート類を搭載したビジネスに最適な一台です。
【富士通】「LIFEBOOK WU-X/H1」レビュー ~商品概要~
富士通の「LIFEBOOK WU-X/H1」とはどのようなノートパソコンなのか、簡単に商品概要を紹介します。
なお、富士通の「LIFEBOOK WU-X/H1」は各種通販サイトでも購入できますが、当サイトとしては富士通直販サイトである富士通WEB MARTでの購入をおすすめします。(理由は後述します。)
富士通WEB MART LIFEBOOK UHシリーズ世界最軽量14インチノートパソコン
富士通「LIFEBOOK WU-X/H1」の最大の特徴はその重量です。構成によっては14インチノートパソコンとしては世界最軽量である約689gを実現しています。持ち運びの多い、ビジネスシーンや学生に最適なノートパソコンです。
購入した構成・スペック
今回、「LIFEBOOK WU-X/H1」は富士通直販サイト「富士通 WEB MART」で購入しました。購入時、下記の通りベース商品をもとに、カスタマイズして購入しています。
「LIFEBOOK WU-X/H1」は仕事で使用するので、OS・Officeをカスタマイズで変更しました。また、メモリは自分で増設不可能なので16GBへアップ、Windowsへ顔認証でサインインできる顔認証対応Webカメラへカスタマイズしています。
ベース | カスタマイズ | |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Pro |
CPU/メモリ | Intel Core i5-1335U (10コア/12スレッド) 8GBメモリ | Intel Core i5-1335U (10コア/12スレッド) 16GBメモリ |
ストレージ | 256GB SSD | 512GB SSD |
光学ドライブ | なし | なし |
ディスプレイ | 14.0型ワイド 1920×1200(16:10) | 14.0型ワイド 1920×1200(16:10) |
キーボード | かな表記なし | かな表記なし |
Office | なし | Microsoft Office Home and Business 2021 |
カメラ | プライバシーシャッター付 Webカメラ | プライバシーシャッター付 Webカメラ 顔認証対応 |
バッテリ | リチウムイオン 25Wh (標準) | リチウムイオン 25Wh (標準) |
無線通信 | Wi-Fi 6E (2.4Gbps対応) Bluetooth v5.1準拠 | Wi-Fi 6E (2.4Gbps対応) Bluetooth v5.1準拠 |
指紋センサー | 電源ボタン内指紋センサー内蔵 | 電源ボタン内指紋センサー内蔵 |
拡張ポート | HDMI出力×1 USB Type-C×2 USB Type-A×2 有線LAN | HDMI出力×1 USB Type-C×2 USB Type-A×2 有線LAN |
富士通WEB MART(直販購入)がおすすめ
富士通の「LIFEBOOK WU-X/H1」は、富士通の直販サイト「富士通WEB MART」での購入がおすすめです。
富士通WEB MART LIFEBOOK UHシリーズカスタマイズ可能
直販サイトでは、「LIFEBOOK WU-X/H1」をオリジナル構成で購入することができます。OSのエディションやCPU、メモリ容量、ストレージ容量、Webカメラの種類等様々な項目を自分の目的に合わせてカスタマイズ可能です。
直販サイト以外にも、代表ベーススペックの「LIFEBOOK WU-X/H1」がAmazon等で販売されていますが、選択できるスペックは限られております。
おすすめのカスタマイズ
おすすめのカスタマイズ項目は、メモリ増量カスタマイズとWebカメラの顔認証対応カスタマイズです。ベースモデルでは現在としては標準的な8GBですが、今後使用を続けていくとなると少し心もとなく感じます。
そこで、一般的な事務用途や簡単な動画・画像処理などの使用の場合には16GB、より高い負荷の処理を行いたい場合には32GBへのカスタマイズをおすすめします。なお、メモリはマザーボードにオンボードで実装されているため、自分で増設することはできません。
Webカメラの顔認証対応カスタマイズは、Windowsへのログオンを顔認証で行えるようにするためのカスタマイズです。
「LIFEBOOK WU-X/H1」には指紋センサーが搭載されています。そのため、パスワードやPINを入力せずとも指紋でログオンできますが、顔認証対応にカスタマイズすることで、よりスムーズにWindowsへログオンできるようになります。
その他、CPU性能やSSDの容量、Officeの有無に関しては使用される方の用途に応じてカスタマイズしていきましょう。また、ビジネスで使用する場合にはホームユース向けのWindows 11 HomeをWindows 11 Proにカスタマイズするのもおすすめです。
アカウント登録でクーポン発行
直販サイトでは、富士通WEB MART用のアカウントを作成等を行うことでクーポンをゲットできます。6%オフや13000円引きクーポンなどを使用することができるので、「LIFEBOOK WU-X/H1」については、直販サイトでの購入がおすすめです。
Anker充電器付属
富士通「LIFEBOOK WU-X/H1」シリーズを直販サイトで購入すると、キャンペーンでAnkerの充電器とケーブルが通常の充電器とは別に付属します。付属するのは、「Anker PowerPort III 3-Port 65W Pod」です。
通常充電器とAnker充電器をオフィスと自宅でそれぞれ使用したり、Anker充電器をスマホやタブレット用の充電器として使用することもできます。
【富士通】「LIFEBOOK WU-X/H1」レビュー ~外観・重量~
富士通「LIFEBOOK WU-X/H1」の外観や重量を紹介します。
外観
「LIFEBOOK WU-X/H1」は至ってシンプルで落ち着いたデザインをしており、ベゼルも非常に細く14インチモデルながら画面が広く見えます。
パソコンを開いたとき、背面となる天板にもシンプルで控えめな富士通のロゴが端にあるだけで、マットでスタイリッシュな仕上げとなっています。
「LIFEBOOK WU-X/H1」は後述しますが、このサイズ感でありながら豊富なポートが搭載されています。
「LIFEBOOK WU-X/H1」のような薄型・軽量モバイルノートパソコンで、USB Type-A、USB Type-Cがそれぞれ2ポート、有線LANやフルサイズのHDMIポートが用意されているモデルは希少です。
重量
「LIFEBOOK WU-X/H1」は14インチクラスとしては、最軽量と言われているだけありかなり軽いです。カスタマイズした上での実測値は692gでした。このサイズでこの重量であれば持ち運びも苦ではありません。ケースに収納して、同時にマウスやACアダプターを持ち運んでも他のノートパソコンより圧倒的に軽く持ち運べます。
また、TypeC充電ですので、従来のノートパソコンのような大きく重いACアダプターを持ち運ぶことなく、小型軽量なTypeC充電アダプターとTypeCケーブルがあれば充電できる点もモバイルノートパソコンとして優秀なポイントと言えます。
【富士通】「LIFEBOOK WU-X/H1」レビュー ~使い勝手~
購入した富士通「LIFEBOOK WU-X/H1」を実際にビジネス用途で使用して感じた、使い勝手について紹介します。なお筆者は、ビジネス用途としてOfficeによる文章作成、Webに掲載するための簡単な画像・動画編集、ビデオミーティング、商談等に使用しています。
キーボードが打ちやすい
「LIFEBOOK WU-X/H1」を使用して感じた最初の「良さ」は、キーボードの打ちやすさです。一般的に「LIFEBOOK WU-X/H1」のような軽量モバイルノートパソコンの場合、キーボードの打ちやすさが犠牲なっている場合が多いのですが、「LIFEBOOK WU-X/H1」は違います。個人的に、「Ctrl」が外側で「Fn」が内側にある点もGoodポイントです。
しっかりとした、キーボードの打鍵感があり、キーボードのキーの配置・サイズ・感覚に違和感を持つことなく使用することができます。キーピッチも実測で約4.5mm確保されています。
キーボードの打ちやすさでいうとLenovoのThinkPadが人気ですが、筆者の感覚では「LIFEBOOK WU-X/H1」もThinkPadに近いキーボードの使用感を得ることができます。
また、画面を開くことでキーボードに適度な傾斜が生まれて、入力性が向上します。
各種ポートが豊富
「LIFEBOOK WU-X/H1」の「良さ」として、軽量モバイルノートパソコンでありながら、豊富なポート類をしっかりと装備している点があります。一般的にこのクラスのノートパソコンになると、画面出力を行うHDMI端子や有線LAN端子は搭載されない場合も多くあります。
しかし、「LIFEBOOK WU-X/H1」にはしっかりとHDMI端子、有線LAN端子が搭載されています。筆者は商談時に、パソコンに外部ディスプレイを接続して資料を提示するといった場面が多々あります。
そのため、パソコン選びの際にはHDMI端子が搭載されていることが前提条件としてありました。「LIFEBOOK WU-X/H1」はしっかりとその点も抑えてくれました。パソコン選定時にはMicrosoft Surface Laptopも候補に挙がりましたが、この点がネックとなり「LIFEBOOK WU-X/H1」を選択することになりました。
一般ビジネス用途に十分な処理能力
起動時間・スリープからの復帰が早くWeb上での入力作業、Officeソフトでの資料の閲覧・作成作業については、全く問題はありません。Web会議についても内蔵Webカメラが明るめで快適に使用できます。ただし、スピーカーの音量については少し小さめなので、Web会議の際にはイヤフォン等を使用するのがおすすめです。
少し負荷が高めな作業として、Adobe Premier Proで4K動画を軽く編集してみました。使用感としては、解像度1/2プレビューでカット編集とテロップ、トランジションを少々入れる程度あれば編集時にストレスは感じませんでした。完成した4K30pの2分程度の動画の書き出し時間は、約3分でした。
ビジネス用途使用に最適
富士通の「LIFEBOOK WU-X/H1」は、持ち運びや座席移動等を多く行うサラリーマンやフリーランスのビジネス用途、持ち運び・レポート作成の多い大学生に最適なマシンだと言えます。前述したように、ビジネス面で必要な正確な入力性と広い拡張性を持っています。
本機種を選定するにあたり、SEを行っている知人にも相談したところ知人の大手SIerでも、現場端末として「LIFEBOOK WU-X/H1」が使用されているとのことでした。
富士通WEB MART LIFEBOOK UHシリーズ都内の職場のため電車移動等で持ち運びが多く、作業についても入力場面が多い&サーバーやルーター、自席のサブディスプレイへの接続など外部機器を接続する場面が多いという、ビジネス環境で「LIFEBOOK WU-X/H1」が活躍しているとのことでした。