【モトブログ】バイクのスピードメーターを偏光板で隠す方法|カメラだけに映らなくなります

モトブログでバイク動画を撮影する際に気になるのが、動画へのスピードメーターの写り込みです。撮影後に動画編集でスピードメーター部分にぼかしやモザイクを入れて隠す方法もありますが、面倒です。そこで本記事では、偏光板を使ってモトブログ撮影時にバイクのスピードメーターだけがカメラに映らないようにする方法を紹介します

目次

【モトブログ】バイクのスピードメーターを偏光板で隠す方法

モトブログの撮影状態

モトブログ撮影時に有効なバイクのスピードメーターを偏光板で隠す方法について解説します。

なお、隠すといってもカメラ越しで見た際にスピードメーターの針や数字が見えなくなるだけで、人間が目視で見た際には通常通りスピードメーターを見ることができる状態のことをいいます。物理的に目視でも見えないようにするのは保安基準に適合しないのでやめましょう。

必要なもの

今回はスピードメーターをカメラに映らないように隠すために、偏光板というものを使用します。実験や工作用のものが安価に販売されているのでこれを加工して使用します。

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偏光板の加工にはカッターやカッターマット、ハサミなどがあると便利ですのでない場合は用意しましょう。

偏光板でバイクのスピードメーターを隠す仕組み

AとBの偏光板

偏光板でバイクのスピードメーターを隠す仕組みを解説します。詳細は省きますが、偏光板は基本2枚一組で使用します。2枚の偏光板を識別しやすいように「A」「B」とします。

偏光板1枚の場合

まずは2枚の偏光板は1枚だけで使用するとどちらも反対側が透けて見えます。

偏光板を重ねた場合

しかし、2枚の偏光板を重ねると、重ねた部分は反対側が見えなくなってしまいます。

偏光板の光の向きをわかりやすくする

これは、偏光板には1方向の光しか通さないという性質があるためです。上記の画像内の矢印は偏光板が光を通す向きです。光を通す向きがそれぞれ同じになった場合は反対側が見えますが、光を通す向きが交差した場合反対側が見えなくなってしまいます

そのため、片方の偏光板をバイクのスピードメーターに貼り付けて、カメラのレンズに光を通す向きを交差するようにした偏光板を貼り付けると、カメラの映像にはスピードメーター部分だけ真っ暗になった状態の映像が記録されます。これで、目視した場合はスピードメーターの視認に問題なく、カメラを通したときだけスピードメーターを隠すことができます。

実装

偏光板をカット

まずはGoProのレンズの大きさに合わせて偏光板をカットします。今回は手元にGoProのレンズ用のフィルムがあったのでこのレンズフィルムを使用して大きさを合わせました。

偏光板を貼り付け

今回は見た目は気にせずに切り取った偏光板をマスキングテープでGoProのレンズに貼り付けます。

偏光板を貼り付けた状態のGoPro

この状態でもう一方の偏光板をGoPro越しで見てみましょう。もう一方の偏光板の向きによって反対側が映る向きと映らなくなる向きがあるのがわかります。このとき、反対側が映らなくなる向きがわからなくならないように、マスキングテープなどに矢印を書いておきましょう

バイクのスピードメーターにも偏光板を貼り付け

もう一方の偏光板を反対側が映らなくなる向きの状態でバイクのスピードメーターに貼り付けます。これでモトブログを撮影すると、GoProの映像にはスピードメーターが隠れた状態で記録されます。

実際に撮影された映像

GoProで撮影した映像はこのようになります。きれいに仕上げるには、スピードメーターのサイズに合わせて偏光板をカットして終了です。

偏光板の向きを間違えた場合

もちろん偏光板の向きを間違えると全く意味がないので注意しましょう。

なお、今回はGoProのレンズに偏光板を適当に貼り付けましたが、きれいに仕上げたい場合には別売りのGoPro用偏光レンズを使用するとよいでしょう。偏光レンズを取り付けた状態で、反対側が隠れる向きでバイクのスピードメーターに偏光板を貼り付けましょう。

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