ノートパソコンの容量を増やす!外付けSSDの選び方とおすすめ

ノートパソコンの容量を増やすときに活躍する「外付けSSD」の選び方と、おすすめの外付けSSDについて解説します。ノートパソコンの容量不足には、外付けSSDが最適ですのでお悩みの方は本記事を参考にして、外付けSSDで容量を増やしましょう。

目次

ノートパソコンの容量を増やす! ~外付けSSDの選び方~

ノートパソコンの容量を増やす時の外付けSSDについて「選び方」を解説します。

外付けSSDの「容量」で選ぶ

外付けSSDの容量は主に、250GBの比較的低容量のモデルから4TBの大容量モデルまでラインナップされています。数年前までは、128GBや64GBモデルも多く存在しましたが、近年は価格差もほぼなくなり250GBクラス以上の容量が多くなっています。

ノートパソコンの容量を増やすために、外付けSSDを選ぶ際にはまずはどれだけの容量が必要なのか考えてみましょう。検討がつかない方は、価格帯・容量のバランスがとれておりコスパの良い1TBの外付けSSDがおすすめです。

外付けSSDの「速度」で選ぶ

外付けSSDは、製品によってデータの読み書きの速度が異なります。そのため、外付けSSDに保存した、4Kや8Kといった大容量で高速な読み書きが必要な動画ファイルを編集したり、一眼レフなどで撮影した大量のRAW写真を現像するといった用途ではより高速な外付けSSDを使用することをおすすめします。

迷った際には、「USB3.2 Gen2」対応の外付けSSDを選ぶようにしましょう。なお、外付けSSDの速度を最大限に活用するには、ノートパソコン側もその規格に対応している必要があります。

外付けSSDを「取り外すか」で選ぶ

外付けSSDは基本的にノートパソコンを持ち運ぶ際には取り外すことになります

ただし、製品によってはノートパソコンに挿しっぱなしを前提とした超小型なものもあるので、外付けSSDを「取り外すか」で選ぶのもおすすめです。

選び方の注意点

前述した、ノートパソコンの容量を増やしたい時の外付けSSDの選び方について、補足説明として注意点を解説します。

高速SSDでもノートパソコン側が非対応の可能性あり

「外付けSSDの「速度」で選ぶ」の項目でも触れましたが、高速な外付けSSDを選択しても、ノートパソコン側が高速な規格に対応していなければ、速度は最大限に活用できません。

ノートパソコン側が外付けSSDの規格よりも、遅い規格の場合でも使用できないことはありませんが、ノートパソコン側の規格の速度が最大のデータ読み書き速度となる点に注意しましょう。

外付け「HDD」は持ち運びに不向き

外付けSSDよりも大容量かつ安価なものとして、「外付けHDD」があります。一昔前までは、外付けHDDもノートパソコンの容量を増やす手段としてよく使われていましたが、現在では、持ち運びを前提とするノートパソコンでの使用はあまりおすすめできません

外付けHDDは外付けSSDと比較すると、衝撃に弱く、重い・大きいため持ち運びには向きません。対して、外付けSSDは衝撃に強く、軽量・小型のため、ノートパソコンでの使用に最適です。

ノートパソコンの容量を増やす! おすすめ外付けSSD ~容量別~

容量別に、ノートパソコンの容量を増やしたいときにおすすめの外付けSSDを紹介します。

4TB

現在、比較的手の届きやすい価格帯で最大容量の外付けSSDは「4TB」の製品です。動画や写真などの容量の大きいファイルを大量に保存して、持ち運びたい方におすすめの容量です。

【Crucial】「X9 Pro」USB3.2(Gen2) TypeA/TypeC

SSDの大手半導体メーカーCrucialが販売している、大容量4TBの外付けSSDです。最大1050MB/秒の読み込みに対応しており4TBの大容量を活かした、大容量ファイルの保存に適しています。

【Samsung】「T7 Shield」USB3.2(Gen2) TypeA/TypeC

Samsungの人気外付けSSDシリーズ「T7」の4TBモデルです。なお、T7シリーズにもいくつか種類があり、上記はT7モデル中でも特に堅牢性に優れた「T7 Shield」モデルになっています。大容量データを過酷な状況で持ち運びたい方におすすめです。

2TB

「2TB」のおすすめ外付けSSDを紹介します。1TBでは不安、将来的に保存したいデータの容量がかなり増える可能性がある場合には、2TBがおすすめです。

【Samsung】「T7 2TB」USB3.2(Gen2) TypeA/TypeC

Samsungの人気外付けSSDシリーズ「T7」の2TBモデルです。シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴です。

【バッファロー】「SSD-PHP2.0」USB3.2(Gen2) TypeA/TypeC

バッファローが販売している、外付けSSDです。上記の「SSD-PHP」シリーズは、接続ケーブルがTypeC-TypeCが1本と、Type-C→Type-A変換アダプタ付属します。そのため、TypeC・TypeA両方で使用したい場合でも、ケーブルを2本持ち運ぶ必要がなく、TypeCケーブルと変換アダプタのみ持ち運べば使用できます。

【Crucial】「X6」USB3.2(Gen2) TypeC

Crucialが販売している、ミドルレンジモデルの外付けSSDです。最大速度は他の1050MB/秒よりも若干劣り800MB/秒となっています。その分、他の外付けSSDよりも安価でコスパに優れています。また、実際の使用上において、この速度差を感じる場面はかなり限られます。

1TB

「1TB」のおすすめ外付けSSDを紹介します。1TBの外付けSSDはコスパに優れています。自分に必要な容量がわからない方は、ひとまず1TBの外付けSSDを購入して、足りなくなったらより大容量の外付けSSDに移行するのがおすすめです。

【バッファロー】「SSD-PHP1.0」USB3.2(Gen2) TypeA/TypeC

バッファローが販売する「SSD-PHP」シリーズの1TBモデルの外付けSSDです。このモデルは、読み出し速度だけでなく、大量のファイルの連続書き込みでの速度低下も少ないため、動画編集等での使用におすすめです。

【Crucial】「X8」USB3.2(Gen2) TypeA/TypeC

Crucialの1TBの外付けSSDです。ミドルレンジモデル(X6)とハイエンドモデル(X9)の中間にあたる「X8」シリーズです。価格を比較的抑えつつ最大速度1050MB/秒に対応しています。

【アイ・オー・データ】「SSPM-US1K」USB3.2(Gen2) TypeA

アイ・オー・データが販売しているスティック型の外付けSSDです。1TBクラスになると、このようなUSBメモリのようなサイズ感の製品も多くなってきます。ただし、最大速度は若干劣り、1TBの上記モデルの場合読み込み600MB/秒、書き込み500MB/秒となります。

500GB

「500GB」のおすすめ外付けSSDを紹介します。テラバイト(TB)クラスの外付けSSDと比較すると、かなり安価に購入できます。用途によって外付けSSDを使い分けたい方におすすめです。

【KIOXIA】「SSD-PKP500U3」USB3.2(Gen2) TypeA/TypeC

半導体メーカー「キオクシア」が販売している、500GBの国産のフラッシュメモリが搭載された信頼性の高い外付けSSDです。複数個購入しやすい価格帯のため、用途ごとの使い分けで外付けSSDを用意したい方におすすめです。

【SanDisk】「SDSSDE61-500G-GH25」USB3.2(Gen2) TypeA/TypeC

有名メモリメーカーSanDiskが販売している、耐衝撃に優れた500GBの外付けSSDです。非常に人気がある外付けSSDです。

【バッファロー】「SSD-SCT500U3BA」USB3.2(Gen2) TypeA

バッファローが販売しているスティックタイプの500GB外付けSSDです。スティックタイプのため、TypeAのUSB端子に直挿しして使用しますが、TypeCアダプタも付属します。速度は最大600MB/秒と他のSSDと比べると劣ります。

250GB

「250GB」のおすすめ外付けSSDを紹介します。250GBの外付けSSDについては、SSDの大容量化・低価格化の影響もありラインナップ自体が少なくなってきています。また、速度についても、「USB 3.2 Gen2」ではなく「USB 3.1 Gen2」や「USB 3.2 Gen1」といった製品が主流です。

【SanDisk】「SDSSDE60-250G」USB3.1(Gen2) TypeA/TypeC

SanDiskが販売している人気SSDシリーズの250GBモデルです。USB3.2には非対応です。

【バッファロー】「SSD-PUT250U3」USB3.2(Gen1) TypeA

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バッファロー
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バッファローが販売しているスティックタイプの250GB外付けSSDです。USB3.2に対応しているものの、Gen1までの対応となっています。その分、安価なため明確な用途がある方にはおすすめです。

ノートパソコンの容量を増やす! おすすめ外付けSSD ~超コンパクトタイプ~

近年はノートパソコンを持ち運ぶときでも、挿しっぱなしで持ち運ぶことができる超コンパクトな外付けSSDも登場しています。外付けSSDを挿しっぱなしにして、ノートパソコンの内蔵SSDのように使いたい方におすすめです。

バッファロー「SSD-PST」シリーズ

ノートパソコンに挿しっぱなしで使えるようなサイズの外付けSSDは、バッファローが販売している「SSD-PST」シリーズです。USBポートに接続すると、飛び出す部分が「17mm」しかないためそのままノートパソコンを持ち運ぶのに最適です。

大容量マイクロSDで代用も

超コンパクトタイプでおすすめできる外付けSSDについては、記事執筆現在ではバッファローの「SSD-PST」シリーズのみしかありません。

もし、SSDほどの速度は必要なく、「SSD-PST」よりもコンパクトにしたい場合には、大容量のマイクロSDをノートパソコンに挿しっぱなしにして、容量を増やすという方法もあります。ただし、外付けSSDと比較して速度と信頼性が低くなってしまいます。

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