「Apple Pencil」が欲しい!試したい!けど「純正Apple Pencilは高すぎる!」という方、多いのではないでしょうか?筆者もその一人です。そこで、3000円以下で購入した「Apple Pencil」の互換品をレビューします。安価にApple Pencilを試したい方はぜひ参考にしてください。
「Apple Pencil」は高い!~互換品を購入するまで~
本記事では、3000円以下で購入できるApple Pencilの互換品を購入した筆者が使い勝手をレビューします。まずは、互換品Apple Pencilを購入するに至った経緯やApple Pencilの使用目的について紹介します。
純正品は高すぎる
純正のApple Pencilは非常に高価です。2022年7月の円安が原因となる値上げでは、第2世代のApple Pencilが定価で19,880円となりました。たかがスタイラスペンに2万は出せません。
ちなみに第1世代のApple Pencilでも、14,880円となっております。
利用目的
筆者がどのような用途でApple Pencilを使用しているのか紹介します。同じような使い方の方には特に参考になるのではないでしょうか。
なお、筆者が互換品Apple Pencilを使用するiPadは、「iPad Pro 11インチ 第3世代(2021年モデル)」です。
とりあえずApple Pencilを使ってみたい
筆者はこれまで、Apple Pencil対応iPadを所有していませんでした。しかし、今回値上げ前を狙って、iPad Proを購入したので特に用途は定めてないがApple Pencilを使ってみたいと思いました。
当初は純正Apple Pencilも考えましたが、その値段と実際に使い続けるかわからない。また、無くしてしまいそうという不安もあり互換品のApple Pencilを購入するに至りました。
絵は描かない
Apple Pencilを購入しましたが、筆者は特に絵やイラストは描きません。そのため、繊細な筆圧レベルについてのレビューや、絵師と呼ばれる方が行っているような絵を書くことに特化した互換品Apple Pencilのレビューは行うことはできません。
写真現像・編集で使ってみたい
ほぼ用途を定めずに購入した互換品Apple Pencilですが、唯一Apple Pencilで行ってみたかったのが、Apple Pencilを使った写真の現像・編集です。
一眼レフで撮影した写真をiPad用のAdobe Lightroom、Photoshopと言ったアプリで現像・編集する際に、Apple Pencilを使ってみたいという思いがありました。この点については後ほどレビューします。
「Apple Pencil」は高い!~購入した互換品~
今回購入したApple Pencilの互換品について紹介します。同じ互換品Apple Pencilを使ってみたい方はぜひ参考にしてください。
価格は純正品の1/6
今回は上記互換品Apple Pencilを購入しました。購入時、2,800円程度という純正品の1/6以下の価格で購入できました。時々セールを行っているようなので、ぜひサイトに飛んで価格を確認してみてください。
第2世代専用
今回購入した互換品Apple Pencilは、第2世代専用品です。そのため、無印iPadを利用している方や、初代iPad Proなど第1世代のApple Pencil対応iPadを利用している方は、利用できません。
第1世代Apple Pencil対応iPadを使用している方は、必ず互換品も第1世代のApple Pencilを購入しましょう。
「Apple Pencil」は高い!安価な互換品をレビュー
今回購入した互換品のApple Pencilを早速使っていきましょう。
内容物
はじめに、互換品Apple Pencilの内容物を見ていきましょう。今回購入した互換品Apple Pencilには下記のものが内容物として含まれていました。
- 互換品Apple Pencil 本体
- 説明書(日本語)
- 充電用USBケーブル(TypeC)
- 予備のペン先(3個)
使い勝手
互換品Apple Pencilを実際に使用してみます。
手書き入力
Apple Pencilを使用することで、入力フォームやメモなどで手書き入力が可能となります。そこで、互換品Apple Pencilを使用して、検索フォームの手書き入力を試してみます。
Webの検索フォームなどの小さい入力欄でも、文字が潰れたり途切れたりすることなくストレスなく利用できました。なお、変換精度はiPad側の処理や字の綺麗さに依存します。
図形・イラスト
上手な絵やイラストは書くことができませんが、お絵かきアプリを入れて簡単な図形やイラストを書いてみました。普段、絵やイラストを描かない筆者からすると互換品Apple Pencilでも十分使えるなといった印象です。
写真現像・編集
Adobe Lightroom、PhotoshopのiPad版アプリを使って、写真の現像・編集を互換品Apple Pencilを使って行います。
指でタッチしてスライダーを使って値の調整を行ったり、マスクを指定したりするとタップしてなぞっている周りの部分が見えずに不便に感じることもありましたが、互換品Apple Pencilを利用すると、ペン先以外の部分がほぼ見えるので非常に快適です。
また、マスク処理や塗りつぶし範囲の指定も互換品Apple Pencilを使うことで、より正確に早く行うことができました。絵やイラストを描くこと以外にも、このような用途にApple Pencilは非常に便利だと感じました。
純正Apple Pencilとの違い
今回購入した互換品Apple Pencilは、純正品のApple Pencilと比較して仕様が異なる部分や一部不便な部分があります。この点について特に、不便だと感じた部分を解説します。
充電方法
今回購入した互換品Apple Pencilと純正品Apple Pencilでは充電方法が異なります。純正品のApple Pencil(第2世代)は、iPadに搭載されているマグネットでくっつけている間に自動で充電されます。
しかし、互換品Apple Pencilはマグネットは搭載されておりiPadにくっつくものの充電はできません。互換品Apple Pencilの充電は、本体にUSBケーブルを接続して行う必要があります。
直メモアプリ起動は不可
純正品のApple Pencilには、スリープ状態のiPadで特定の操作を行うとメモアプリを起動して瞬時にメモを取る機能が搭載されています。しかし、互換品Apple Pencilにはこの機能は非搭載です。
オン操作が必要
純正品Apple Pencilにはオン・オフの操作がありません。ですが、互換品Apple Pencilは手動でオンにする(ペン上部を2回タップ)必要があります。なお、オフにする際にはオートスリープがあるので放置しておけば勝手にオフになります。
しかし、オフにする方法としてもう一つペン上部を1回タップするという操作があります。この仕様によって時々、腕やひじにペンがあたったときにペンが気がつかないうちにオフになってしまうことがあります。少しだけ不便に感じる部分です。
「Apple Pencil」は高い!~互換品がおすすめの人~
最後に、互換品のApple Pencilがおすすめの人について解説します。
Apple Pencilを無くしそうな人
Apple Pencilを無くしそうな人、無くす心配がある人には互換品Apple Pencilをおすすめします。互換品Apple Pencilのほとんどは3,000円以下で購入できるので無くしても諦めが付きやすい価格ですが、純正品を無くすとかなりダメージが大きいと思います。
Apple Pencilの使い道は未定!でも使ってみたい!
Apple Pencilの使い道は未定だけど、一度Apple Pencilを体験してみたい!といった方には互換品Apple Pencilがおすすめです。高価な純正品Apple Pencilを購入してもすぐに使わなくなってしまっては、かなりもったいないと思います。
たかがペンに1万以上払いたくない人
何度も言っていますが、純正品のApple Pencilは非常に高価です。たかがペンに1万円以上払いたくないといった方は、互換品のApple Pencilを利用しましょう。
絵・イラスト作成はしない人
絵やイラストを描かない、描く頻度は少ないといった方には互換品Apple Pencilがおすすめです。筆圧レベルについては、絵やイラストを描かない筆者のような使用においては問題を感じませんでした。
絵やイラストを描くことをメインにApple Pencilを検討している方は、一度互換品Apple Pencilで使い勝手を試してみるのも良いですが、そのようなクリエーターにとってはペン1本で出来栄えが違ってくることも多いかと思います。初めから、純正品Apple Pencilを検討しても良いのではないでしょうか。
なお、本格的に絵やイラストをiPadで描こうと思っている方には、Apple Pencilと合わせて紙に描いているような質感を出すことができる画面保護フィルムを併用することをおすすめします。