GoProで使うSDカードのおすすめ選び方について、容量やメーカーの解説を交えて紹介します。GoProでどれだけ素晴らしい映像を撮影しても、SDカードがダメであれば映像を残すことができません。GoPro本体だけでなく、SDカード選びもしっかりと行いましょう。
【GoPro】SDカードの選び方! ~注意点~
GoProのSDカード選び方について解説を行いますが、はじめにGoPro用SDカードを選ぶ際に注意しておきたい3つのポイントについて解説します。たかがSDカードと言っても非常に種類が多くあります。選ぶ際には次のポイントをおさえておきましょう。
容量に注意
GoPro用のSDカード選びで最も注意するポイントが、SDカードの「容量」です。GoProにはスマホのように内蔵メモリはありませんので、SDカードの容量で記録できる映像の長さや写真の数が変わってきます。
GoProで使うSDカードの容量については、後ほど容量の項目で選び方について解説するので参考にしてください。
転送速度に注意
最新のGoPro 10 Blackでは最大5K 60fpsや4K 120fpsといった非常に高画質・高フレームレートの映像を撮影することができます。しかし、これらの映像はデータ量が非常に多いため、SDカードへの転送速度も高速でなければいけません。
転送速度が遅いSDカードを使ってしまうと、GoProで撮影できるビデオのサイズやフレームレートによっては途中で記録が停止してしまったり、記録できなかったりするので注意しましょう。
本記事では後ほど、GoPro用のおすすめSDカードを紹介します。そちらで紹介するSDカードであれば、十分にGoProの性能を発揮することができます。
偽物に注意
GoPro用SDカードを選ぶ際に注意しておきたいポイントとして、SDカードの「偽物」が多く流通しているという注意点があります。
後ほど、おすすめメーカーで紹介しますがSanDiskやSamsungなどといった有名メーカーの偽物SDカードが多く流通しています。これらはSDカードとして使用できはするものの性能が著しく低く、GoProでの使用に耐えないものがほとんどです。
購入する際には他の同等商品よりも過度に安価で販売されているものや、「海外版」「並行輸入品」と表記されているものは避けるようにしましょう。(並行輸入品については本物が多いですが、時々偽物が紛れていますので初心者は避けることをおすすめします。)
【GoPro】SDカードの選び方! ~容量~
GoPro用SDカードの選び方として、SDカードの容量に重点をおいて選び方を解説します。GoProで動作保証されているSDカードの容量は、記事執筆(2022年3月)時点で最大256GBまでです。
また、一部ユーザーからは512GBの容量でも利用可能との投稿がありますが、今回は公式動作保証である256GBまでの容量のSDカードについておすすめ容量を解説します。
なお、GoProではビットレートを選択できますが本記事では、高画質で撮影することを想定して「高ビットレート」で撮影した場合で撮影時間などの目安を解説します。また、目安で紹介する撮影時間は筆者利用時のおおよその撮影時間であり、実際に使用する環境では異なる場合もあります。
「4K 60fps」以上での撮影がメインの場合
4K 60fpsやそれ以上の高解像度・高フレームレートで映像を撮影する方には、128GBもしくは256GBのSDカードをおすすめします。
128GBの次に小さい容量である64GBのSDカードの場合、4K 60fpsの映像は1時間程度しか撮影できません。細切れで撮影していても1時間程度はすぐに溜まってしまいますので、128GB以上のSDカードをおすすめします。
特にイメージがわかない場合
特に、GoProを使用している場面のイメージがわかない方や、詳しくないけどとりあえずGoProを使いたいといった方は128GBのSDカードがおすすめです。
一般的にモトブログなどで長回しすることが目的の方以外は、GoProを使用する時には長回しというよりは数十秒か数分、長くても30分程度の撮影が多いと思います。このような用途で使用していた場合、1日に撮影する映像の長さは長くても2時間程度で収まる場合が多いと言えます。
また、一般的な使用用途では4K 60fpsまでの高画質は必要でないことが多いと言えます。そのため、2.7K 60fpsや1080p 60fpsといった使いやすいサイズで、2時間程度の撮影を旅行などを想定して2日間行えるSDカードの容量として128GBをおすすめします。
なお、64GBでも1080p 60fpsであれば2時間近くは撮影できるので予算が少ない方やそこまで撮影する予定がない方にはおすすめです。
32GB・64GBのSDカードをサブで用意しておくと安心
GoProを安心して使いたい方には、メインで使う128GBや256GBのSDカードと合わせて、比較的低予算で購入できる32GBや64GBのSDカードを予備として持っておくことをおすすめします。
旅行などで想定外に多く撮影を行った場合や、万が一メインのSDカードにトラブルが起きたときにでもある程度の時間であれば撮影を楽しむことができます。
また、意外と多いトラブルとしてメインのSDカードをパソコンに挿したまま忘れてしまうといったトラブルがあります。このようなときもGoProのケースやバッグに予備のSDカードを入れておけば対処できます。
現在、32GBと64GBのSDカードの価格差は小さいので、64GBのSDカードを予備で購入するのをおすすめします。
【GoPro】SDカードの選び方! ~メーカー~
SDカードは非常に多くのメーカーが発売しています。そこで、本項目ではGoProで使うSDカードのおすすめのメーカーの選び方について、解説します。
メーカー動作確認済のSDカードメーカー
GoPro公式が動作確認済SDカードとして紹介している製品のメーカーは、下記の3メーカーのみです。(実際にはこれらのメーカーの中でも動作確認済SDカードが型番で指定されています。)
- SanDisk
- Samsung
- Adata
上記、3メーカーのSDカードがGoProの公式が動作確認済として発表しているSDカードのメーカーです。
筆者おすすめメーカー
筆者がGoProで使用するSDカードの選び方としておすすめするメーカーについて解説します。
SanDisk
SanDiskはカメラ業界ではトップクラスの知名度と信頼性があるSDカードのメーカーです。他のメーカーと比較すると価格が高い場合が多いですが、確実に映像を残す・記録するといった信頼性を重視する方には最もおすすめです。
Samsug
SamsungのSDカードは比較的リーズナブルでありながら、十分な性能と信頼性を兼ね備えており安心して利用できます。SanDiskのSDカードは少し高い…といった方におすすめです。
Transcend
TrancendはGoPro公式動作保証されているSDカードはないメーカーですが、安価で高性能なSDカードを提供しており、筆者が利用している中ではGoProで一度の不具合なく使用できているのでおすすめです。
【GoPro】SDカードの選び方! ~おすすめ~
ここまでGoProのSDカードのおすすめの選び方について解説してきました。最後に、GoProでおすすめのSDカードについて解説します。
SanDisk Extreme 128GB / 256GB
SanDiskのExtremeシリーズです。SanDiskはSDカードのみならず、PCで利用されているSSDやUSBフラッシュメモリなど様々なフラッシュメモリ製品を販売している、世界的に有名なフラッシュメモリ製品メーカーです。
SanDiskのSDカードは特に「信頼性」に定評があり、絶対に失敗が許されないプロカメラマンにも愛用されています。
また、SanDiskのSDカードにもいくつか種類があり、その中でも「Extreme」シリーズは、GoProでの動作保証もされている最適なSDカードといえます。
信頼性:★★★★★
コスパ:★★★☆☆
おすすめ度:★★★★★
Samsung EVO Plus 64GB / 128GB / 256GB
SamsungのSDカード、EVO Plusシリーズです。SamsungはスマホのGalaxyシリーズで有名ですが、実はPCメモリやSSD、SDカードといったフラッシュメモリ分野でも多くの製品を発売しています。
SamsungのSDカード「EVO Plus」シリーズは本記事の用途のようなカメラでの使用から、ゲーム機での使用まで様々な場面で活用できる製品です。信頼性も確保しつつSanDisk製品よりも若干安価な製品が多いのでコスパが良い、SDカードとして人気です。
なお、「EVO Plus」シリーズはGoProでの動作保証に含まれていますが「32GB」のEVO Plus SDカードはGoPro 10での動作保証非対応となっている点に注意が必要です。
信頼性:★★★★☆
コスパ:★★★★☆
おすすめ度:★★★★
Transcend microSDカード 32GB / 64GB / 128GB /256GB
TranscendのSDカードシリーズです。Transcendは各種メモリーカード製品、PC用メモリなどフラッシュメモリ製品を中心に発売を行っているメーカーです。
TranscendのSDカードはGoProの動作保証製品には含まれていませんが、コスパがよく筆者も問題なく使用しています。
32GBのSDカードであれば、1,000円以下で購入できるのでサブ(予備)のSDカードとしてもおすすめです。なお、64GBも500円程度の差ですので筆者としては、サブでも64GBをおすすめします。
信頼性:★★★☆☆
コスパ:★★★★★
おすすめ度:★★★★