GoProでスノボを撮影する際の「撮り方」を解説します。GoProでのスノボを撮影に適した、おすすめの設定やアクセサリー、実際に記事で紹介する「撮り方」で撮影したスノボ動画の作例についても掲載するので、GoProによるスノボの撮り方で悩んでいる方は必見です。
【GoPro】スノボの撮り方! ~おすすめ設定~
GoProでのスノボの撮り方として、まずはGoProのおすすめ設定を紹介します。
「任意の解像度」+ 「60fps」を使用
GoProでのスノボの撮り方として、最も適しているおすすめ設定はフレームレート「60fps」です。解像度については、きれいに残したい場合は4K、画質と容量のバランスを保つ場合には2.7K、容量を節約したいときには1080にしておきましょう。
フレームレートを「60fps」にすることがおすすめな理由は、スノボの場合は激しい動きが多く、通常の「30fps」よりも滑らかに動画を撮影できるからです。GoProでは「120fps」や「240fps」も使用できますが、これらは基本的にはスローモーション用のフレームレートです。
そのため、GoProで通常の動画としてスノボを撮影したいときには「60fps」と任意解像度を選択しましょう。
よりきれいに残したい場合
よりきれいな映像をGoProで撮りたい場合には、プリセット設定の「PROTUNE」にあるビットレートを変更します。通常は「標準」になっています。
ここでビットレート「高」を選択します。これで、2.7K以上で撮影する際にはより情報量の多い映像を撮影することができます。具体的には、動きが激しい場面でのノイズ対策になります。
基本は「SuperView」時々「リニア+水平維持」
GoProでスノボを撮る際には、基本的には「SuperView」を使用するようにしましょう。最も広い画角で撮影することで、映像にスピード感を出すことができます。また、周りの風景やスノボ板の映像に収めやすくなるので、スノボには「SuperView」がおすすめです。
ただし、滑りながら風景を撮影したいときなどスピード感よりも映像の安定性を重視したい場面では「リニア+水平維持」を使用して、GoProの傾きが映像に極力影響しないようにしましょう。
HYPERSMOOTHは「ブースト」
GoProに搭載されている手ぶれ補正機能「HYPERSMOOTH」は「ブースト」に設定しておきましょう。スノボの撮影は手ぶれが大きく発生します。なるべく手ぶれを抑えたスムーズな撮影を行いたいので、HYPERSMOOTH機能は「ブースト」にしておきます。
【GoPro】スノボの撮り方! ~アクセサリー~
GoProでスノボを撮る際に必要となってくるアクセサリーを紹介します。
ポケットに入る自撮り棒
GoProでスノボを撮る場合、ウェアのポケットに入るサイズの自撮り棒を用意することをおすすめします。後述する実際の撮り方や撮れる映像についても、全てポケットに入るサイズの自撮り棒を使用して撮影しています。
また、スノボ上級者やGoProでのスノボ撮影に慣れていない方は、ポケットに入るサイズの自撮り棒を用意することをおすすめします。GoProを使用しないときには、ポケットに入れておき両手をフリーにできるのが最大のメリットです。
おすすめの自撮り棒については、上記のUlanziの自撮り棒です。下記記事でレビューも行っていますので参考にしてください。
低温環境下用Enduroバッテリー
GoProの通常の青色バッテリーは寒さに弱いため、スノボで使用していると撮影が強制停止されて電源が落ちることが多々あります。そこで、スノボでGoProを使用する際には、低温環境下での使用に耐性のある「Enduro」バッテリーの使用を強くおすすめします。
人によっては便利なマウント
GoProでスノボを撮る場合には、前述した自撮り棒とEnduroバッテリーがあれば十分ですが、人によってはよりGoProでのスノボ撮影を楽しめるアイテムを紹介します。
ヘルメットマウント
スノボ滑走時にヘルメットを装着している場合、GoProのヘルメットマウントを使用すると両手がフリーの状態でGoPro撮影を楽しめます。自撮りは行えませんが、前方の撮影を行うことができるので、ジャンプやレールなどの撮影におすすめです。
Chesty(胸)マウント
GoProを胸に装着できるマウントもあります。ヘルメットマウントよりも目立たなく、手元に近い高さでの撮影が行えるメリットがあります。ただし、胸にGoProを装着するので、スノボ装着状態で前のめりで転倒した際に、危険なため初心者にはおすすめできません。
【GoPro】スノボの撮り方! ~実際の撮り方・撮れる映像~
GoProを使って、実際にスノボを撮るための「撮り方」と「撮れる映像」を紹介します。筆者が実際に、GoProと自撮り棒を使って撮影したときの「撮り方」実例紹介です。
逆手で自撮り棒を持って「追い撮り風」自撮り
スノボで滑走している姿を後ろから「追い撮り」しているように撮影したいときには、自撮り棒にGoProを取り付けて、逆手で自撮り棒を持った状態で撮影を行います。
GoProは逆さま状態になりますが、方向のロックが解除されていれば正しい向きで映像が記録されます。逆さまに記録されても、アプリで簡単に回転させることができるので心配ありません。
この撮り方では、自撮り棒を最後まで伸ばして体と板が写る角度にGoProをセットすることが重要となります。何度か撮影して、滑り方や撮りたい映像によって角度を調整してみましょう。
「SuperView」自撮り
GoProでのスノボの撮り方として、通常の自撮り状態で撮影を行うのもおすすめです。
ただし、狭い画角で撮ってしまうと自分と空しか写っていないという映像になることもあるので、「SuperView」を活用してゲレンデ全体の風景も映像に入るようにする撮り方がおすすめです。
「地面スレスレ」で迫力を出す
スノボで滑走しているシーンを撮影したいときや、前述した追い撮り風撮影を行うときには、なるべくGoProが地面スレスレになるように撮影すると映像のスピード感が増して迫力のある映像が撮影できます。ただし、バランスを崩しやすい撮り方になるので慣れてから試すようにしましょう。
「縦長動画」で撮影
自撮り棒にGoProを取り付けた状態で、90度回転させて持つことで縦長の動画を撮影することができます。
自撮りで滑走中の全身を撮影したり、SNS投稿用の動画を撮影したりすることができます。
なお、GoPro11以降はGoPro本体が横向き状態のときでも縦長の動画を撮影できるようになっているので、縦長動画でスノボを撮りたい方はGoPro11以降を使用するのがおすすめです。
撮れる映像例
前述した撮り方でスノボを撮ってみました。作例集を掲載しますのでどのような映像が撮影できるのかの参考にしてください。失敗例も映像の最後に入れてあります。
失敗例
筆者がいろいろとGoProでのスノボ撮影で撮り方を試した中では、失敗例もあります。細かい失敗例は多々ありますが、取り方の失敗例の中でも大失敗した2つの撮り方を紹介します。失敗した動画については、上記作例集の最後に入っています。
自撮り棒スッポ抜けGoPro紛失
1例目の失敗例は、自撮り棒を軽く持った状態での撮り方です。ゲレンデの端でターンしようとしたときに、手から自撮り棒がスッポ抜けて林の中にGoProが飛んでいきました。その後、30分程度捜索してようやくGoProを回収できました。
自撮り棒を使用する際はしっかり握っておくか、GoProにストラップホールが付いたケースを着けて腕と繋いでおくなどの対策を行いましょう。
スノボ板クリップマウント
2例目の失敗例は、GoProをスノボの板の先端にクリップでマウントする撮り方です。ターンした勢いでGoProが吹き飛んでいきました。原因はわかりませんが、記録された映像も途中で停止しており、音声のみが記録されていました。