GoProをスノボや雪山登山等、冬の厳しい寒さの中で使用するときには、GoProの寒さ対策が必要となります。GoProは寒さ対策をしっかりと取らなければ、冬の寒さに負けてバッテリーがすぐ切れ撮影中にシャットダウンすることがあるので対策を怠らないようにしましょう。
【GoPro】冬用「寒さ」対策! ~バッテリー残量温存・本体低温対策方法~
GoProを冬に使う際におすすめの寒さ対策を紹介します。この対策を行うことで、バッテリー残量の温存、GoPro本体の低温対策を行うことができます。
本体を冷やさない
GoPro本体を冷やさないことが重要です。GoProを使用していないときは、直接冷風が当たる環境(バッグにぶら下げたり、自撮り棒に取り付けたままバッグに挿しておくなど)を避けて、ポケットなどに入れておきましょう。
ただし、GoProを使わないときにGoProを寒さから守っても、無防備なGoProをそのまま使用していると、使用中に寒さによってGoProが冷やされてしまいます。このようなときは、GoPro本体にシリコンケース等を装着して、直接寒さによって熱を奪われることを防止します。
予備バッテリーを冷やさない
予備バッテリーを用意する際、バッテリーを冷やさないことも重要です。予備バッテリーは、なるべく寒さに影響されないような保管方法で保管します。また、GoPro本体は防水ですが、バッテリー自体は非防水のため濡れないようにする必要があります。
Enduroバッテリーを使用する
GoProには、通常のバッテリーよりも低温環境下に強い「Enduroバッテリー」という特別なバッテリーが販売されています。前述した、GoProの寒さ・本体低温対策に加えて「Enduroバッテリー」を併用するのが最も効果的です。GoProの通常バッテリーは黒ベースに青色ですが、Enduroバッテリーは黒ベースに白色です。
【GoPro】冬用「寒さ」対策! ~スノボ等での運用方法~
GoProを使用する「寒い」環境で最も多いのは、スノボ等での雪山での使用シーンではないでしょうか。そこで、スノボでGoProを使用したい時の寒さに悩まされない運用方法を紹介します。
使わないときはしまっておく
GoProを使用しないときは、ウェアの中にGoProをしまっておき、直接GoProが寒さに晒せれたり雪がついたりしないようにします。
ポケットの中にカイロを入れておき、GoProを保温する方法もありますが、ポケットやGoProに付着した雪が溶けて、ウェアが濡れてしまう原因にもなるので注意が必要です。使用する場合には、熱くなりすぎない低温タイプを使用しましょう。
ウェアに入らない自撮り棒にGoProを装着しており、しまうことができない場合には上記のようなGoPro本体を保護できるケースを装着しておきましょう。
もしくは、ポケットに入るサイズの小さめの自撮り棒の使用をおすすめします。筆者の場合は、下記記事で紹介しているUlanziの「MT09」という自撮り棒を使用しています。最小サイズにしておけば、GoProを取り付けたままの状態で、ウェアのポケットに入ります。
GoPro本体にケースを装着
GoPro本体には、シリコンケースを装着して寒さから本体を守ります。付着した雪はなるべく早めに払い落とすようにしましょう。
予備バッテリーはインナーポケットに保管
GoProの予備バッテリーについては、ウェアのポケットではなくインナーのポケットに入れておきなるべく冷やさないようにしましょう。上記のようなケースに入れておくのがおすすめです。
また、インナー側には雪の侵入は通常はほぼありませんので、低温タイプのカイロを一緒に入れておくのがおすすめです。通常のカイロでは熱すぎる場合もあるため、低温タイプがおすすめです。
複数予備バッテリーを用意
低温環境下ではGoProのバッテリーは通常時よりもかなり早く消耗します。そのため、スノボでGoProを使用する際には、予備のバッテリーを複数用意しておくのがおすすめです。
また、GoProのバッテリー自体は防水ではないためバッテリー交換は、ゴンドラ内やレストランで行うことをおすすめします。
Enduroバッテリーを使用
前述した対策に加えて、GoProをスノボで使用したいときには「Enduroバッテリー」を使用します。どれだけ寒さ対策を行っても、通常のGoProバッテリーは寒さに耐えることができない場面が多々あります。そのため、Enduroバッテリーの使用が最も効果的です。
【GoPro】冬用「寒さ」対策! ~低温環境下使用での注意点~
GoProを低温環境下で使用する際の注意点について解説します。寒い場面でGoProの使用を考えている方は、前述した対策を行いながらこれから解説する注意点を意識しましょう。
GoProは寒さに弱い!
まずは、「GoProは寒さに弱い」という認識を持ちましょう。GoProの公式ムービー等ではスノボ、スキーでかっこよく雪山を滑るような動画が多用されています。しかし、GoPro自体かなり寒さに弱いので普通に何も対策をせずに、スノボ等にGoProを持っていくとかなり早い段階で寒さに悩まされます。
なお、GoProは暑さにも弱いカメラです。暑い環境下で使用すると、熱暴走を起こして使用できなくなります。GoProは万能カメラだと思われていますが、実際にはかなり用途が限定されて使えない場面も多いカメラです。
一度冷えると復活が難しい
一度GoProが冷え切ってしまうと、すぐに復活させるのは困難です。すぐに撮影を再開したい場合には、保温しておいた予備バッテリーに入れ替えるほかありませんが、保温しておいても使用している間に瞬く間に新しいバッテリーも冷やされてしまいます。
そのため、寒さに強いEnduroバッテリーをはじめから使用しておくことが重要となります。
バッテリーの予備は多めに用意
低温環境下でGoProを使う場合には、必ずバッテリーの予備を用意しておきましょう。Enduroバッテリーを複数用意するのが難しい場合には、メイン用にEnduroバッテリーを1つ用意して、予備として通常バッテリーをなるべく冷やさないようにして用意しておきましょう。